仕事が妙に忙しい状態が続いている。別に月初月末で〆るなにかしらがある仕事ではないのに、9月に入った途端に私のタスクが異常に増えてしまった。というか、増殖した。
よくある簡単なバグ対策のタスクだと思っていたのに、蓋を開けてみるとあら不思議。おい、これ、全然ダメじゃねえか……。タンポポの根のごとく、ちょっと引っ張ったらあらゆる不具合がついてきた。仕方なく、バグを千切っては投げ千切っては投げ、今日になってようやく落ち着いたのだった。
よく勘違いされるが、バグがあること自体は別に悪ではない。バグ密度というものがあり、「このくらいの規模のプログラムなら、このくらいバグが検出されるはず」という指標になっている。相当小さなプログラムならまだしも、私が携わっているプロジェクトの規模的には、何件もバグが発見されてもおかしくない。むしろ正しい状態である。
だが問題は「なぜバグが生まれたか」だ。ちょっとしたミス、勘違い、設計不良など様々な原因があるが、今回の件では「生成AIにプログラミングとテストをさせた結果、都合がいいように設定を捏造され、バグを見逃した」という状態だった。
しばくぞ。
生成AIには思うところが大量にある。あるが、まあ、仕事で使っていいよと言われているので、使うこと自体はまあ、まあ……いいとしよう。私だって全く使わないわけではないし……。
でも、「生成AIは嘘をつく」という前提を持たずに使うのはかなり不味いと思う。しかもプログラマーが。
テストとは、間違いを見つけるものだ。正しい条件下で、正しい挙動をするか?175+47と入力したら222と出力されるか?ということを調べる。それを、1+1と入力しても222と出力されるような状態にしてテストしても意味がないのだ。でも、生成AIはそういうことを、やる。
そういう結果が出る可能性がある、ということを理解せずに道具を使うのは危険だと思う。今の生成AIをやたらめったらに使わせる風潮は、「はさみは手を切る可能性がある」と理解せずに振り回している幼児と変わらないような気がする。
ていうか、一番面白いところを生成AIにやらせるの、つまんねえ使い方だな……。プログラミングもそうだが、イラストとか文章とか。個人的にすごく期待しているAIって、「かぎ編みをしていて、今何目編んだのか数えてくれる」とか、「申請できる可能性のある補助金と必要な書類の集め方を教えてくれる」とか、「ホワイトボックステストを全ケース作ってくれる」とか、そういうものなんだけどな……。
※コメントは最大500文字、5回まで送信できます